こんばんは。
BECKのDX (デラックス)です。
私は主にEC ( 電子商取引 ) を主戦場に、Web制作、コンサルタント、教育事業を行っています。
最初に言っておくと、「Web制作会社」ではありません。作ることだけに重きを置いていないから。作るだけの依頼はほぼほぼお断りさせていただいております。
EC以外にもクライアントがいますので、支援させていただいている商売のフィールドは多種多様です。
そんな私ですが、仕事柄、
「自分たちの商売」
という言葉をよく耳にします。
・・・。
なんか、これってアレですよね。
「自分たちのサッカー」と良く似ている気がします。
「自分たちの商売」・・・。
「それ、本当にお客様のため?」
って思うわけです。
私は常々クライアントに、「その商売は誰のためか?」ということを言います。
世の中は便利になり、様々なモノが手軽に購入できる時代になりました。
目的買いはともかく、指名買いへの道のりは果てしなく険しいわけです。
そんな時代の中で、「お金を払ってただモノを手に入れるだけ」で果たして選ばれ続けるのでしょうか?
私の答えはNoです。
これまでECで約10年間、その前は対面販売にて6年間、毎日、毎日、
「どうやったらもっとお客様が喜んでくれるか?」考えてきました。
企画や戦略、技術、デザインは、はっきり言ってそのための裏付けというか、根底にあるのは、
「お客様が喜んでくれるかどうか」だと思っています。
日々時代は進化し、変化し続けていて、どんどん新しいツールやマーケット、プロダクトが増えている中、この仕事をしていて思うのが、「自分たちの〇〇」が主語に来てしまう人が多い。
結論から言うと、私はよくわかりません。
「自分たちの商売」ってヤツが (笑)
もう2018年なんです。
2020年には東京オリンピックが開催され、21世紀になってもう18年も経っているのに・・・。
オマケに国内でもAmazonが台頭し、どんどん目的買い、指名買いが占拠されていっているにも関わらずです。
”自分たちの商売”をこれまでの自分たちだけで、どうやって守っていくのでしょう?
はっきり言って、お客様は「自分たちの〇〇」なんて望んでいません。
「安い」「早い」「ウマい」が究極のサービスだからこそ、新しい視点、For Fanの精神、誰のためにやるのか?というのが、非常に大切になってきます。
過去の成功体験や、長年そのヤリ方でやってきたから・・・云々は、今と未来に対して想像以上にクリエイティブな発想を妨げ、健全な判断を奪います。
「自分たちの商売」という言葉で面倒臭がっていませんか?
自分たちのサッカーという言葉を、敗戦後のサッカー日本代表の選手がよく口にしますが、自分たちのサッカーを、選手ひとりひとりが論理的、戦術的に語ることができるでしょうか?
もちろん、負け試合から収穫できることもあるでしょう。ただ、ほとんどのスポーツ、ビジネスが「Fan」によって成り立っています。あなたのお店は同じことだけをやり続け、本当にお客様満足の最大化ができているでしょうか?
選ばれる店には理由があります。今まで寄り添ってくれたお客様が、何も変化できないお店に、果たして未来永続ついて来てくれますか?
長年利用してきたけど、近所に「安い」「早い」「ウマい」が出来ていることに気が付いていますか?
ちょっと離れたところに、「付加価値」で熱狂させてくれるお店が登場したことに気づいていますか?
「自分たちの商売」とは、普遍的なことでは無く、過去への強烈な依存では無く、明確なカタチでも無く、
そのお店ごとにある、温度、距離感だと思います。
抽象的だからこそ、常に「For Fan」の精神で過去を否定し、今をトライする必要があるはずです。
BECKでは今、しっかりとクライアントを選んでお付き合いさせていただいています。
別に横柄なわけでは無く、考えない相手にリソースを使うより、選んでお付き合いさせていただているクライアントの未来にリソースを使いたいと心から思っているからです。
今の自分を、少しだけ否定するだけで、視点が変わるかもしれません。
ではまた!
【魅せるWeb制作|コンサルティング】
BECK 公式サイト
https://www.beck-dx.com